ウィークリー・メッセージ 201529

 

尽きることのないイエスの憐み」

 

 新居浜教会担当司祭 フェルナンド・マヨラル        

 エスは弟子たちと一緒に人里離れたところに行かれました。一日中働いた弟子たちをしばらく休ませようと思ったのです。その時、多くの人々がイエスに癒してもらおうと探しに来たのです。イエスはそのような人々を見て、飼い主のいないひつじのように思い、深く憐れまれました。

 イエスは苦しんでいる人、悩んでいる人、災いが降りかかっている人に対して目を背けることが出来ないのです。イエスの心は、そのような人々に対して、いつも動かされています。苦しみあえぐ人々を救うため、いつも私たちのすぐそばにいらっしゃいます。そして自分の苦しみとして、その人たちの苦しみを担って下さり、共に歩いてくれます。主の愛には、限りがないからです。

 聖トマスによると、目に見える行為の中のすべての徳の中で、最も素晴らしいものは、他者に対する憐みだと説明しています。

 使徒的勧告「福音の喜び」で、教皇フランシスコは次のように書いています。“教会は神である父の家です。そこには人生における困難を抱えた一人ひとりのための場所があるのです。出向いて行きましょう。教会とは、門の開かれた教会です”と。

 現代社会にいきているキリスト者として、思いやりのある優しい心、広い心を持つ人になることが出来るように毎日の生活を歩みましょう。神は必ず導いて下さいます。

 

<川上神父の記事「幸せ」に行く イル神父の記事「小さな種から多くの実り」に行く>

ウィークリー・メッセージ目次に戻る

トップページに戻る