2010.12.26〜12.29 |
12月26日(日) 中村教会で、聖家族の祝日のミサとその後のクリスマス・パーティーに参加した。完全にフィリピンの人々の教会である。日本語・英語・タガログ語が入り混じっている。フィリピンの女性が元気だ。会長もメリー中村さんで、娘さんと一緒に教会を仕切っている。年老いた神父を、フィリピン女性が交代で支えている。今からの日本の教会を表しているのが、この中村教会なのかもしれない。熱心にミサに与って、明るい「のり」の歌と踊りのパーティーが始まった。楽しい楽しいひと時であった。この数日間の憂鬱が、いっぺんに吹き飛んだ。 教会のそばを流れる四万十川を散歩する。寒風にさらされながら、清流を眺める。「川の流れのように」人生は大きくうねりながら流れていくのか。これが神の手なのか。 |
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12月27日(月) 司教館スタッフ総出で大掃除。こうして随分節約していることだろう。窓をきれいにしたおかげで、全体が明るくなった。はや76歳が近づいているからか、やはり腰が痛く、立たなくなった。それでも自分達の手で自分達の職場、家を掃除することに意味があるのだろう。業者に容易に依頼する現代への、ささやかな抵抗である。 |
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12月28日(火) インターネットに、日本の司教がローマに呼ばれたことについて書き込みが多くされている。英国の司教の決断の過程も、全部見ることができる。パレスティナの司教たちの声明文も載っている。「道」のネット上の記事に対して、イタリア語、スペイン語の書き込みが多くある。高松教区または日本の教会だけに引き起こされた問題でないことは確かである。一度ゼロに戻って日本における宣教について考える時期が、「道」の人々に来ている。真剣に考えてほしい。 |
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12月29日(水) 民主党がまた内輪もめしている。いつまで党利党略の争いを続けるのだろう。「坂の上の雲」の時代は日本を真剣に考え、どのような国を造りたいかを模索したのであった。いつの間にか情けない国になった。何よりも日本人は誇りを失くしてしまった。しかし、このまま終わらせてはいけない。新しい時代に向けて、歩まねばならない。夢を語る若者がほしい!高松塾がそうであってほしい。
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