2010.10.7〜10.14 |
10月7日(木) 日本カトリック神学校委員会に参加。来年の新入学者は9名とのこと。そんなに多くはないが、毎年これだけの人数が神学校に入るのはたのもしい。まだ日本の教会には未来がある。教授と養成者の獲得で苦労しているが、修道会が積極的に助けることで、変わるはずだ。 |
10月8日(金) 司教特別総会。聖母への祈りの改正が話し合われ、決議された。「アヴェ マリア」は、はや日本に定着していると思われるので、それを冒頭につけることで合意。 新求道共同体の「道」についても話し合われた。日本の教会にどのように寄与できるか、そのためにはどうすればよいのか、真剣に取り組む姿勢がほしい。自分が正しいと思うことを、何が何でもやり抜いて行こうとするところには摩擦があり、対立が生まれ、分裂が起きる。 |
10月9日(土) 昨日より、韓国釜山教区の3名の青年が高松教区を訪問。ことばの壁があっても、良い話合いができた。教区の壁をいろいろな形で乗り越えていく努力が、今必要である。四国という島の中に閉じこもった感のある、この十数年間だった気がする。 |
10月9日(土)〜11日(月) 10月9日から11日まで、長崎浦上教会から45名の巡礼団が四国を訪れている。松山にある浦上キリシタン流謫の碑のおかげで、教区としては面目を保つことができた。高松、高知、徳島も全く手つかずの状態に残していて、恥ずかしく思う。 それにしても、浦上の信者さんたちは熱心だ。朝6時のミサのために、旅行中であっても5時に起床する。四国のキリシタンのことをバスの中で語りながら、この三日間を過ごす。道後教会、小豆島教会の信者さんの接待に感謝している。巡礼者への心のこもった小さな接待、これがお遍路の国、四国の特徴であろう。 |
10月14日(木) 昨日、サレジオ会総顧問の一人であり、東アジア地区地区長ウオン師に、教区のスタッフに一時間ほどお話をお願いした。世界を旅しているだけに、その視点は確かである。福音宣教のために、自らの使命に目覚めることを強調していた。 サレジオ会は教皇の意向にそって、ヨーロッパ再宣教のプロジェクトを歩み始めている。そのために、三年間、アジアからヨーロッパに人材を送る計画を実施するという。単に「送る」というのでなく、準備して送りこむのである。その間、ヨーロッパもアジアの宣教師を受け入れる準備態勢を整える。広大なプロジェクトである。 |