2010.8.22〜8.31 |
8月22日(日) カトリック医療関連学生セミナー カトリック医療関連学生セミナーが、20日から22日まで坂出で開かれた。高松医師会はよく準備し、何よりも、その内容の質が高かった。いずれもよかったが、「こうのとり」の公開講演会とシスター梅本の「カトリック病院の歩み」は強く印象に残った。実体験に基づく発表だけに、ことばに重さがよく伝わった。現代社会に、生命の尊さを積極的に伝えていく点を、いずれも主張している。漫然と宣教してはならない。しっかりと現代社会に伝わるメッセージを持って、宣教したい。大上段に構えて、徒にキリスト論を振りかざしても仕方ない。 |
8月23日(月) 夏の行事 土、日に郡中教会で行われた、高松教区教会学校教師研修会はよかったようだ。私は医療関連学生セミナーがあって、参加できなかった。広島の平和行進、高松での平和旬間ミサ、平和コンサート、青年の韓国訪問の旅と行事目白押しの夏休みであった。 毎年続けたこれらの行事だが、少しずつ疲れが激しくなる。年相応の仕事量にせねばならぬのだが! |
8月25日(水) 「どんな教会をつくりたいか」 一日かけて、今年の司教教書で信徒に投げかけた「どんな教会をつくりたいか」に寄せられた意見をまとめる作業をした。体調がすぐれないせいか、休み休み読み直してはまとめる作業で、ほぼ一日を費した。終ったのは夜の九時であった。一つの仕事をなし終えるには、それなりの細心の努力が必要である。終ってから、またこれを信徒に送り返さないといけない。その繰り返しが、養成ということになるはずだ。イエス様が求めていた福音に基づく教会とは、本当にどんなものなのだろう。今回の教区の集いが、既成の概念を当然とする風潮に、一石を投じるものになることを期待している。 |
8月26日(木) 若者の養成 今日から「召命識別の黙想」が始まる。仙台、横浜、東京、鳥取、四国から、青年が8名集まる。福岡教区の新田原教会で行う。4名ほどは都合で参加できないので、彼らを数えると、12名である。 神学校に入学するかどうかは分からない。しかし、司祭職への希望を持っている青年達だ。私は、これらの青年を、多くの司祭と会わせている。司祭職を生きている人と会うことが、人生で最大の識別になる。美しい話を聞かせる必要はないと思う。たくましく自分の司祭職を生きている人こそ、最大の目標となる。 私はこの20年間World Youth Day(世界青年大会)に与かり、青年との交流を深めてきた。今、その実りを痛感している。しかし今は、昔持っていたエネルギーがない。誰かこの情熱をひきついでくれないかと、切に願う。 |
8月27日(金)〜30日(月) 召命識別の黙想 福岡教区の新田原教会を借りて、「召命識別の黙想」を行う。8名の20代の男子青年が参加した。福岡教区の山本元神父、杉原神父、川上神父、サレジオ会の田村神父、ご受難会の来住神父と多くの神父に会わせた。実際に司牧活動に携わっている司祭たちと会わせることで、召命の識別が生まれると、私は信じているからである。 苦労して働いている人達に会わせる時、自ずと自分の人生をどう生きればよいかが見えてくる。それにしても、新田原教会の信者さん達の歓迎は見事だった。感謝の一言しかない。 |
8月31日(火) 夏の一カ月動きまわったつけが、私を襲っている。ついにぶっ倒れた。今年の夏は、異常なほどの猛暑であることと、やはり、それに耐えられない齢を加えたということであろう。年相応に働くことにしよう。周りはうるさく私に言っている。やはり、聞く耳が必要なのか。 |