ウィークリー・メッセージ 2022年5月8日

復活節第4主日

古川健一神父


 今日の福音では、羊飼いのたとえ話がでてきます。なんでイエスさまは、この話をしたのでしょうか?それは、神さまが、今も絶え間なく、私たちを、呼んでおられる事、招かれている事を伝えたいのではないでしょうか。

 羊飼いは羊を飼っているので、その羊の名前を毎日、何回も呼びかけています。同じように、神さまは、私たちの名前を呼んで、招いてくださっているのです。

 私たちが神さまの声に耳を傾けさえするなら、必ず、神さまの声を聞くことができ、羊のように神さまの懐、囲いに入れてもらえるのです。

 道に迷う時もあるかもしれません。そんな時こそ、心を落ち着け神さまの声に耳を傾けるのです。そうすれば、いつも探しに来てくださっている。神さまの存在に気づくとおもうのです。神さまが、迷い出た一匹の私を探しにきてくれるのです。迷子になった羊の苦しみを思うと、いてもたってもいられない。他の事を、すべて、放って置いても、探しにいかずにはいられない。それが神さまの愛だからです。

 でも、探しにきてくれている神さまの呼びかけに、自分のことで精一杯で耳をふさいでいたら、目をとじていたら、心を閉じていたら、どうなりますか?せっかくの神さまの声も私には届かないのです。聞くことができないのです。

 私達一人一人は神さまから、今日も呼ばれているのです。だから、立ち止まって、耳をすまして、神さまが招いてくださるその声に耳を傾けましょう。

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