司教メッセージ


2015年5月24日 (聖霊降臨)  通達・家族による聖体拝領   

(障害・高齢・病気等のために主日のミサに参加できない家族のための聖体奉仕職に関して)

 

 の日(主の復活の日曜日)にキリスト者が集まってミサを捧げることは、初代教会からの大切な伝統です。ミサで神のことばを聴き、主の食卓からキリストの体をいただくことによって、わたしたちは生きる希望を新たにし、ともに「キリストの体」へと変えられていくのです。


 しかし、さまざまな「障害」をお持ちの方や高齢の皆さんには、共同体の集いや主日のミサに参加できない現実があることを残念に思っています。せめて主日のミサの聖体を家族の一員から受共に祈ることができれば、秘跡における主との一致と共同体とのつながりを味わうことができ、主の日を共に喜びあえると考えました。

司教は、司牧上必要と判断すれば、適任者を臨時の「特別聖体奉仕者」に任命する許可を司祭に与えることができます。キリストを運ぶ務めは、元来すべてのキリスト者の奉仕職であることが基本となっております。ゆえに主日のミサを捧げた信徒の家族の一員が、この奉仕者にあてはまります。家族が共に祈り、主に結ばれて生きる「小さな教会」として育まれるためにも、当教区において、司祭の任命を受けた家族の方が、主日のミサの聖体を家庭に持って帰り、ミサにあずかることができない信徒の家族に授けることを許可いたします。他の聖体奉仕者と区別するために「病者の家族のための聖体奉仕者」と呼びます。

この奉仕を希望される方は、小教区担当司祭に申し出てください。聖体奉仕者としての必要な要理教育と諸留意点を受けた後、司祭から任命を受け、この奉仕職を行っていただきます。
なお家族以外の方々へのミサ以外の聖体拝領につきましては、「病者訪問奉仕者」が教会から派遣される運びになります。そのための病者訪問および聖体拝領授与者への「養成コース」が今秋から各地区(ブロック)小教区での「養成コース」が準備される予定です。

「家族による聖体拝領」は、2015年6月7日(キリストの聖体の祭日)から実施いたします。

 高松教区司教  使徒ヨハネ  諏訪榮治郎
 

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